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Channel: ドナドナされるプログラマのメモ
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USBビデオキャプチャ バッファロー PC-MDVD/U2の分解

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USB接続で使えるBuffaloのビデオキャプチャ機、PCast PC-MDVD/U2を分解したのでメモ。

USB接続でポン付け使用できるのが便利なんだけど、残念ながらドライバがWindowsXpまでしか対応していないのよね。使えないんじゃゴミなので、分解廃棄することに。

Buffalo PCast PC-MDVD/U2外観

付属ホルダーにはUSB用の穴が開いている。

付属ホルダー(背面側)

ホルダーに乗った本体を後ろから見たところ

本体単体の外観はこんな感じ。

本体前面

本体側面

本体背面

本体はネジの使用数0。スナップインも4箇所のみ(見方によっては2箇所のみ)で、すごくシンプルだった。分解するには、まず本体裏面を外す。裏面パーツは側面パーツのツメによって固定されているので、側面パーツを外側に軽く開くとツメが外れて裏面パーツがポロリする。

背面パーツ取り外し

背面から見たところ。カットモデルみたいで好き。

あとは基板を取り出したり、前面パーツを側面パーツごと引っ張り出したりすれば分解完了。

パーツ一覧

最後に、基板を眺めてみる。基板は台湾製BMP-837 Rev:1.1とある。

PC-MDVD/U2基板 表

PC-MDVD/U2基板 裏

知らないメーカーのICが多いけど、素直なレイアウトなので何となく機能がわかる。まあでも、せっかくだし調べて記録に残しておこう。

PC-MDVD/U2基板 表 部品名と役割

PC-MDVD/U2基板 裏 部品名と役割

信号の流れは、アナログ信号デコード->MPEG2エンコード->USBでPCに送信 となっている。アナログ信号デコードは、ビデオとオーディオで分かれている。図にするとこんな感じ。

信号/処理の流れ

ちょっとおもしろかったのは電源で、ANPEC社のAPL5508-33Aで3.3Vの基準となる電圧を作り、これを基準にChampion Microelectronic社のCM3718GISで3.3Vを2箇所で生成していた。1個じゃ容量が足りなかったのかなあ。実際、電源容量には不安があったようで基板上には電源コネクタを実装できそうな場所があった(未実装)。

なお、制御・ソフト面から細かく調査している方のメモがあった。すごい人もいるもんだ。

qiita.com

以下、とりあえず撮るだけ撮った部品たちの写真。

CONEXANT CX23416-22 MPEG2エンコーダ

Cypress CY7C68013A (EZUSB-FX2) 8051(CPU) + USB2.0

CONEXANT CX25837-44 ビデオ信号デコーダ

ESMT M12L64322A-6T 64M bit SRAM

ANPEC APL5508-33A 3.3V Vref

Champion Microelectronic CM3718GIS

3.3Vrefと、それを基準に電源電圧を生成する3.3V電源回路

Cirrus Logic CS5340-CZZ オーディオ用ADC

Atmel? ATMLH824 64C 1 機能不明

 


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