電子メモ帳の電池端子接触が悪くなったので、オーム電機 JIM-H8Kを分解し修理した。
まずは、電子メモ帳についておさらい。電子メモ帳は圧力が加わると色が変わる液晶パネルでできており、状態をリセットするときには所定の電圧パルスを液晶に加えて元の状態にもどす。このような原理のため、書いているときの消費電力はゼロ、かつ分解能も非常に高い(というか、ドットが無い)。電力を使うのはリセットするときだけという、とてもエコな文房具である。
上記の動作原理となっているため、電子メモ帳に入っている基板はリセット動作専用となっており、とてもシンプル。実際、開けてみたところ以下のようなものが入っていた。
おそらく、一度ボタンが押されると一定時間だけ所定周波数・振幅の矩形波が液晶に送り込まれる様になっている。でも、意外と外付け部品が多いなあ。もう、どこかの中国系会社がワンチップ化しているのかと思ってた。