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廃プラからガソリン等の軽質油を作り出すはずだった日本理化学研究所のその後

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日本理化学研究所が開発した、クラタ式油化還元装置という廃プラを一瞬にして灯油にしてしまう装置について調べてみた。

背景

この装置を知ったきっかけは、「トンデモ本の世界R(と学会)」だ。同P140にて紹介のある「水を油に変える技術(倉田大嗣 )」には、電磁波を用いて低温でプラスチックを分解でき、プラスチックを投入してから3秒で精製済み灯油が出てくる倉田式廃プラ油化還元装置について書かれているそうだ。この装置は安来市からの廃プラを毎日15トン処理しているという。

しかし、だ。なんか、最初から最後までおかしい気がする。

1. 電磁波を用いて低温でプラスチックを分解することは可能かもしれない。しかし、プラスチックの分子を軽油程度の分子にまで分解するためには断ち切ったプラスチック分子の端っこに水素原子等を付ける必要がある。この水素はプラスチックの外から供給する必要があるため、反応はプラスチック塊の表面から始まるはずだ。そのため、3秒なんて超高速反応をするにはプラスチックを粉末にする必要がある。しかし、同書いわく「ポリ袋に入ったままのゴミ」でいいらしい。マジ?

2. 廃プラには着色料等の不純物が混じっている。これらは塩素や硫黄などの原子を含んでいるため、油化する際には除去し、別途廃棄する必要がある。しかし、開発者によるとそのようなものは出ないらしい。マジ?

3. 安来市からの廃プラを毎日15トン処理する、とあるが安来市の人口は4万人弱。毎日、一人あたり400gものプラスチックを捨てている計算になる。マジ?

そこで、この装置の実態を調べてみた。

調査結果

本装置の導入日時やウリは、戸田市議会 平成7年3月定例会(第2回)の山崎卓美議員発言や、前橋市議会 平成5年第3回定例会(第3日目)の浦野紘一議員発言、野田市議会 平成7年3月定例会の戸辺栄一議員発言に詳しい。また水を燃やす技術(倉田大嗣)によると、本装置を開発した日本理化学研究所は倒産したが、現在は日本量子波動科学研究所として復活している。そして平成23年(ワ)第15033号 保証金返還等請求事件に装置の実態が書かれていた。大阪等に導入された装置の顛末や装置の課題については、出典不明だがダイオキシン関西ネット/第28号にある。以下、実態及び時系列についてまとめる。カッコ内は参考文献。

・実態

  • 3cm角大に砕いたプラスチック片を装置に投入すると、3秒~10秒程度で精製された灯油が出てくる(3秒:安来市戸田市議会議事録)(10秒:’93廃棄物処理展、前橋市議会議事録)。上記にように第3者による報告でも粉末にはしていないが、袋に入ったまま投入するわけではない。
  • 5種類の金属触媒と反応促進剤を用いて、 200度から 250度の低温で化学反応させ、冷却する。(前橋市議会議事録)
  • 出てくる灯油は熱い。(水を燃やす技術)ただし、反応炉内の油温は上がっていない。反応炉内に固形物は残っていない。(野田市議会議事録)
  • 反応剤、触媒などの費用は、廃プラスチック類1キログラムに対し7円から8円。他技術の1/10~1/100。(前橋市議会議事録)
  • 委託処理費用は1立米当たり3,500円。安来市の埋立処分地費用は1立米1万8,000円から2万円であるため、およそ1/5の費用となる。(野田市議会議事録)
  • 1キログラムの廃プラスチックから1.2リットルの灯油に還元。(前橋市議会議事録)なお、灯油の密度を0.8kg/lとすると1.2リットルの灯油は0.96kg。反応剤や触媒由来の炭素が無いならば、プラスチックの殆どが灯油になったことになる。
  • ガスおよび残渣が発生するが、密封循環式のため適切に処理可能。(前橋市議会議事録)
  • 安来市における平成2年の埋立処分量は386トン/月。一方、平成3年11月~平成5年8月の埋立処分量は17.7トン。(前橋市議会議事録)ただし、平成2年の埋立処分量は分別前のためプラスチック以外の全ての不燃ごみを含む。一方、平成3年11月以降は陶磁器・ゴム製品・電球・灰のみと思われる。前橋市議会議事録では油化還元により埋立量95.4%削減できたように読めるが、分別の効果も含まれていることに注意。なお、戸田市議会議事録では明らかに上記間違い(油化により95%削減)をしている。
  • プラスチックごみは、人口1万人あたり毎月1トン(戸田市議会議事録)。そのため、人口33,000人の安来市前橋市議会議事録)におけるプラスチックごみは3.3トン/月程度と思われる。すなわち、一日あたり110kg。1号機の時間あたり処理能力は不明だが、2号機は10kg/時(水を燃やす技術)。そのため、「毎日15トン処理している」はおそらく誤り。2桁ほど単位を過大に間違えた可能性がある。
  • 装置改造に関する消防認可にてトラブル。(水を燃やす技術)
  • ごみ処理業者とトラブル(水を燃やす技術)。ごみ処理業者が装置納入先の上幹総業か、他の業者かは不明。
  • 装置停止時に発生する塩素により配管に穴が開く。特殊金属製のため交換費用は5000万円。(ダイオキシン関西ネット)
  • 後継機はミニZ-Ⅱ。重油,廃油,廃プラスチック等を軽質油に変換できる。少なくとも、以下の発明が関与。特開2006-328338、特開2006-334505、特許第4129076号、特開2008-271996が関与。ただしこれら発明の権利は中国企業に譲渡済み。(平成23年(ワ)第15033号保証金返還等請求事件)
  • TBS「ニュースの森」、週刊朝日「夢のリサイクル装置のカラクリ」にてインチキと報じられる。
  • 特許は商品化してから(水を油に変える技術)。既に商品化しているのに特許を取らない理由は不明。
  • 論文は、学会の理解を得る時間がもったいないから書かない。(水を油に変える技術)
  • 信用できないからといって原理、理論を公表するつもりはない。(水を油に変える技術)

最後の3点がどうにもインチキっぽいんだよなあ。大抵の技術系詐欺はこの3点をセットにしてくる。数値の過大申告も詐欺系にありがち。また誤解を招く数値も詐欺でよくある。スリーアウトだよなあ、これ。

・時系列

  • 平成2年、安来市の埋立処分量は386トン/月。(前橋市議会議事録)
  • 平成3年7月、島根県松江市の上幹総業に第1号プラントを導入。(前橋市議会議事録)
  • 平成3年11月、安来市にて埋立処分場の無届け処理が発覚。(前橋市議会議事録)
  • 平成3年11月、安来市不燃ごみを1. プラスチックごみ、2. 陶磁器・ゴム製品・電球・灰、3.アルミ類、4. 空びん・ガラス等の4種に分別して回収開始。(戸田市議会議事録)
  • 平成3年11月?安来市はプラスチックごみの軽油化を上幹総業に依頼?
  • 平成5年5月、東京晴海の「'93廃棄物処理展」に出品。(戸田市議会議事録)
  • 平成5年9月、安来市の埋立処分量は平成3年11月~平成5年8月の平均で17.7トン/月。(前橋市議会議事録)
  • 平成6年6月?大阪市のジオメイク社に油化装置を納入(予定)。(地球を救う21世紀の超技術)
  • 平成6年?安来市は上幹総業との軽油化事業を中断。(水を燃やす技術)
  • 平成8年8月、週刊朝日に装置の暴露記事が掲載される。(水を燃やす技術)
  • 平成9年11月、日本理化学研究所名義の最後の出願。翌年5月の出願では会社名無し。この間に日本理化学研究所は倒産した模様。(特許庁
  • 平成10年秋、ジオメイク社は油化を断念。(ダイオキシン関西ネット)
  • 平成16年6月、倉田氏は日本量子波動科学研究所を創業し会長に就任。(人工光型植物工場・植物工場 index
  • 平成16年12月、倉田氏は株式会社Sun風の取締役に就任。(平成23年(ワ)第15033号保証金返還等請求事件)
  • 平成23年5月、倉田氏は死亡。(平成23年(ワ)第15033号保証金返還等請求事件)
  • 平成24年11月、日本量子波動科学研究所は油化還元装置(ミニZ-Ⅱ)を完成できず株式会社ニュー・テクノロジーとの訴訟に敗訴。4億5000万円の支払いを命じられる。(平成23年(ワ)第15033号保証金返還等請求事件)

倉田氏、亡くなっていたとは。ご冥福をお祈りします。

 


ドンキで1980円の赤外線リモコン操作ヘリ・エアキングZEROを買ってみた

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ドンキを探索した際に1980円の赤外線リモコン操作型ヘリを発見。前から屋内で飛ばせる小型ヘリが気になっていたので衝動買いしてしまった。すでにドローンも持ってるのに。

パッケージ内容は、コントローラとヘリの充電ケーブル、ヘリ、そしてスペアプロペラ。

f:id:donadonasan:20200919151618j:plain

エアキングZERO

さっそく充電し、飛ばしてみたけど・・・ドローンより難しいな、これ。

自分の買った機体はすべてが中立でも左前に進むクセがあったため静止ができない。高級機なら左右の移動もできるため静止できるんだろうけど、この機体は左右移動ができないため補正ができない。つまり、ホバリングができない。重心位置を調整すれば解決できるかな?楽しめそうだ。

あと、リモコンの右チャンネルはバネで中立位置に戻るようになってるんだけど、端っこまで倒すと固着してかんたんには戻ってくれなかった。バリでもあるのかな?後で分解して直さないと。

なお、パッケージには以下の特徴が書かれている。

  • 3.5chで自由自在
  • ライト点灯
  • 3機同時飛行
  • 耐久ボディ
  • 約40分充電約7分飛行

「3.5chで自由自在」という記載では、上下・前後の移動と左右の旋回の計3chに加え、謎の0.5ch目が「ジャイロ搭載」として書かれている。ラジコンヘリの界隈で「ジャイロ」といえば機体の傾きを検知するジャイロセンサーのことだと思うが、それは1980円のおもちゃに搭載できる価格ではない。おそらくこれは、フライバーが発揮しているジャイロ効果のことを言ってるのだろう。半分サギだなあw

「3機同時飛行」は、赤外線の変調周波数を変えることで実現している・・・のだろうか?リモコン側にA・B・Cの3段階に切替可能なスイッチがあり、これで個別制御をするようだけど・・・ヘリ側にはスイッチがない。起動時に受信強度が強かった信号を親リモコンとでもするのだろうか?説明書にもヘリ側設定は書かれておらず、謎である。

 「耐久ボディ」は、そのとおりだと思う。十分な弾性があり、高所から硬い床に落ちても壊れない。

「約40分充電約7分飛行」については・・・どうだろう?床から10cm以上離れて飛べるのは最初の1~2分だけで、あとは床から1~3cmぐらいのところを地面効果でなんとか飛んでいる感じ。7分飛行は嘘じゃないけど過大広告な気がする。

とまあ、欠点は多いけどこれで1980円はお買い得な気がする。

ドンキで買った1980円の赤外線リモコン操作ヘリ・エアキングZEROのコントローラを修理してみた

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ドンキで買った赤外線リモコン操作ヘリ エアキングZEROだが、買った当初からコントローラの右レバーの動きが悪く、完全に倒すと自然には中立位置に戻ってくれなかった。これでは不便なので、修理した。以下、手順。

1. コントローラから電池を外し、カバーを固定するネジ4本を外す。

f:id:donadonasan:20200921172427p:plain

コントローラから電池とネジを外す

2. コントローラを表向きにする。

f:id:donadonasan:20200921172550p:plain

コントローラの表側

3. コントローラのカバーを外す。

f:id:donadonasan:20200921172703p:plain

コントローラのカバーを外したところ

4. カバー側のネジ2箇所をほんの少し緩める。

f:id:donadonasan:20200921172952p:plain

緩めるべきネジ2箇所

5. 元通り組み立てる。

以上で治りました。

 

ドンキで買った1980円の赤外線リモコン操作ヘリ・エアキングZEROを分解してみた

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ドンキで買った1980円の赤外線リモコン操作ヘリ エアキングZEROを分解してみた。

まずはコントローラから。

コントローラはメイン基板×1とスイッチ基板×2の計3枚からできていた。

f:id:donadonasan:20200921173726p:plain

コントローラ構成

メイン基板の表面・裏面は以下のようになっていた。とてもシンプル。回路図(作りかけ?)はcookieroboticsさんにありました。なおメインICには印字がなく、型番不明。なお、基板固定用の穴は4箇所あるのに、ネジは3個しか使われていなかった。ネジのない穴にはネジを使った形跡がなく、外れたわけではない模様。製造ミスなのか意図的なのかは不明。

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コントローラ基板 表面

f:id:donadonasan:20200921174549p:plain

コントローラ基板 裏面

次にヘリ本体。

このヘリはジャイロ効果を有するフライバーにより本体の傾きを制御する典型的な固定ピッチ式の赤外線リモコン操作式ヘリです。可動部はフライバー、上段プロペラ、下段プロペラ、シャフト、上段プロペラ用モータ、下段プロペラ用モータ、前傾・後傾用プロペラおよびモータからなります。

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エアキングZERO 可動部

ネジを2本外して機体前部のカバーを外すと、リチウムイオン電池と制御基板が姿を表す。

f:id:donadonasan:20200922181203p:plain

カバーを外したところ

リチウムイオン電池は150mAhだった。

f:id:donadonasan:20200922181404p:plain

エアキングZEROの電池

制御基板の上には配線がゴチャッと乗っている。リチウムイオン電池をカバーに押し付けるバネの役割もしているかもしれない。

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バッテリをどかしたところ

メイン基板の表側には立派なICがいた。これはマーキングがあり、

INVENSENSE

MPU-3050C

D3H691-B1
EL 1417 K

と読めた。調べてみると、これはTDKの3軸ジャイロスコープらしい。前傾・後傾状態から元の姿勢に戻すために使うのだろうか。Digi-Keyで1000個あたり526円なので、実際の単価は200円ぐらいだろうか?本体価格が1980円なのでかなり高い部品である。しまったなあ、本当にジャイロを搭載していたか。

また、基板右側には前傾・後傾を制御するテールロータ駆動用のトランジスタがいた。

充電用コネクタもこちらの面についている。コネクタの各端子は電池に直結してるように見えるが、未確認。

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制御基板 表面

制御基板の裏面には、またもやマーキングなしのICがいた。おそらくこれが制御用ICだろう。基板の左右には上段プロペラ用モータおよび下段プロペラ用モータのドライバがいる。また、赤外線受光部もここから生えている。なお基板は本体に対しツメで固定されていた。

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制御基板 裏面その1

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制御基板 裏面その2

次に、本体側面の金属板を外してみた。金属板は小さいものと大きいものがあり、小さいものはギヤのカバー、大きいものはケーブルのカバー&意匠のためにあるようだった。最初は、これらの金属部材は構造材でもあると思っていたがどうも違うようで、機体強度は中に隠れているプラで担保しているようだ。

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本体側面の金属板を外してみた

本体側面の金属板を外すと、自然に本体天面のプラも外れる。こちらはモータの保護と配線のカバーを兼ねているようだ。モータは本体のプラに接着剤で固定されているようだった。

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本体天面のプラを外してみた

本体底面のプラを外すとこんなかんじ。開口部の大きさから、本体の組立工程が透けて見える。なお、底面のプラはなぜかネジを4個も使って固定されていた。2個で良さそうなものだが・・・。

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本体底面のプラを外したところ


以上、分解記事でした。


 

シガーソケットから100VとUSBを供給するやつを分解した

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BAL社のカーコンセント30Wを分解したのでメモ。

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BAL カーコンセント30W

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BAL カーコンセント30W

シガーソケット部の構造。ヒューズ内蔵。

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シガーソケット部の構造

メイン部分の基板表面

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メイン基板 表

メイン基板上のパワーMOSFETはSTK630が4個とSW3205が1個。

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メイン基板 裏

中央の部品は2回路入りコンパレータ UTC393。左下はA2102高圧ステッピングレギュレータ。

サブ基板

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サブ基板 裏

 

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サブ基板 表

 サブ基板中央のICはPWM回路 AZ7500BM。

IBM WorkPad C3 (50J)を分解してみた

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IBM WorkPad C3 (50J)を分解してみた。2000年4月に発売された、Palmの一種だ。Palm OS 3.5Jを搭載し、メモリは8M。以下、参考リンク。

ascii.jp

 

IBM WorkPad C3 外観

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IBM WorkPad C3 外観

ケースは表・裏ともに金属で、大面積の接着テープでしっかりくっついている。しっかりしすぎ。

裏蓋を剥がすと以下のようになっている。

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裏蓋を剥がしたところ

 

メイン基板上のテープ等を剥がし、文字が浮き上がるようにフラッシュを炊いてみた。

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内部画像

f:id:donadonasan:20201010192624p:plain

メイン基板裏面



各ICの名前などは以下の通り。

f:id:donadonasan:20201010191510p:plain

IC名前
① AMD製 32Mbit Flash Memory

AM29DL323DB

-90E1

0028MBM G

©1999 AMD

② Hyundai製 DRAM, EDO, 4M x 16

HYUNDAI

GM71VS65163CLT5

0034 AG5 KOREA

③ MotorolaMCU, 68000ベース、16.67MHz, 2.7MIPS

DragonBall™ EZ

MC68EZ328VF20V

2J83G

XHAC0035

TAIWAN

④ BUJEON製 ブザー?

BCT 03SR

BUJEON

00 08

⑤ Burr-Brown製 タッチスクリーンコントローラ

BBADS

7843E

0030

⑥ 不明

H826

2837

⑦ MAXIM製 RS-232トランシーバ

MAXIM

MAX3386E

CUP 030

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3枚におろしたところ。表。

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3枚におろしたところ。裏。

リチウムイオン電池はGSメルコテック製(現在:三洋GSソフトエナジー?)。容量不明。

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リチウムイオン電池

電池の監視回路。

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液晶を制御するサブ基板。液晶ドライバはEpsonのSCI7500F0A。

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サブ基板

 

Kindle3を分解した

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昔割ってしまった友人のKindle3のFlashメモリを破壊後廃棄するため、分解した。

 

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割れたKindle3

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裏蓋を開けたところ

 以下、各部品を見てみる。

メイン基板 300-1039-02 REV A

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Kindle3 メイン基板 300-1039-02 REV A表

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Kindle3 メイン基板 300-1039-02 REV A 裏

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金属カバーを取ったところ

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Kindle3 メイン基板 300-1039-02 REV A EMC対策部品除去

主要なICの型番は以下の通り。
Freescale MC13892AJVL (電源管理IC)

Freescale MCIMX353DJQ5C (Arm11ベースMCU 32bit 523MHz)

Samsung K4X2G323PB-8GC6 (LPDDR1 2GB RAM)

Samsung KLM4G1EEHM-B101 (moviNAND 4GB Flash + MultiMediaController)

Wolfson WM8960G (オーディオコーデック/ドライバ)

EPSON KCRE7000 (電子ペーパーコントローラ)

ATHEROS AR6102G-BM2D (802.11b/g Wifi)

Texas Instruments? SN92009 (電源管理IC?)

リチウムイオン電池 ATL製GP-S10-346392-0100 容量:1830mAh(nominal)

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リチウムイオン電池 GP-S10-346392-0100 表

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リチウムイオン電池 GP-S10-346392-0100 裏
AnyDATA製 DTP-600W 3Gモジュール

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AnyDATA DTP-600W 3Gモジュール

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AnyDATA DTP-600W 3Gモジュール DTP-600 V0.4A基板 表

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AnyDATA DTP-600W 3Gモジュール DTP-600 V0.4A基板 裏

主要部品は以下。
Qualcomm QSC6270 (2.5G / 3G モデムおよびCPU)
Samsung K5E1257ACM-D075 (512M NAND / 256M Mobile DDR)

TQS 7M5012 (パワーアンプ)

Avago ACPM-7332 (RFアンプ)

Avago ACPM-7312 (UMTS Band5 4x4 パワーアンプ)

裏蓋モジュール

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裏蓋モジュール
無線・オーディオユニット

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無線・オーディオユニット
表蓋モジュール

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表蓋モジュール
電子ペーパー

さすが電子ペーパー。フラットケーブルが外れているのに画像が表示されている。

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電子ペーパー 表

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電子ペーパー 裏



常磐線E531系が前面行先表示器を試験してた


CO2-miniの通信が暗号化解除されていた

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部屋の二酸化炭素濃度が気になったため、CUSTOM社のCO2-miniという二酸化炭素濃度計を買ってみた。

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CUSTOM CO2-mini

このCO2センサはアメリカのCO2METER社のものがオリジナルらしく、Amazon等の情報ではそこが公開しているソフトを使えば計測値をPCに取り込めるらしい。

しかし、なぜか取り込めない!

そこで、他の人が自作したソフトも使ってみた。

・・・だめだ。取り込めない。

このセンサはPCとの通信を暗号化しているらしいのだが、暗号化方式が変わったんだろうか?でも、そもそも論としてメーカーが公開してくれている通信仕様書は暗号化について全く触れていないんだよなあ。

もしかして・・・暗号化が解除されたのだろうか?

というわけで、試しにソフトを作ってみたところ、ビンゴ。自分が買ったバージョンでは暗号化が解除されている!

せっかくなので、作ったソフトをブラッシュアップして公開してみた。最近CO2miniを買ってPCにデータを表示させたい・グラフをプロットしたい人はどうぞ。

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CO2-mini GUI 1.0

ダウンロード:

https://github.com/nibasya/CO2-mini-GUI/releases/download/Version1.0/CO2miniGUI_1_0.zip

GitHubのページ:

github.com

 

CO2miniGUI Ver.1.1 リリース

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PCにUSB接続したCUSTOM社製の二酸化炭素濃度計CO2-miniと通信し、値をPC上に表示・データ保存可能なWIndows用ソフト「CO2miniGUI」のバージョン1.1をリリース。

変更点:

  • 英語・日本語両対応にした。
  • 華氏表示にも対応させた。

なお以前GitHubにて公開していたVer.1.0は、必要なdllを同封し忘れていたのでなかったことにしてくださいorz

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CUSTOM社 CO2-mini 外見

f:id:donadonasan:20201022140425p:plain

ソフト外見

ダウンロード

https://github.com/nibasya/CO2-mini-GUI/releases/download/CO2miniGUI_1_1/CO2miniGUI_1_1.zip

デジタルオシロ ADALM2000を導入

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ANALOG DEVICESのデジタルオシロ ADALM2000を導入してみた。お値段¥12,580。

 

ADALM2000およびScopy概要

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ADALM2000外観

欧米製製品らしく、人肌の色を気にして青になっている。・・・人種差別が無くなって肌の色を気にしなくてよくなる日はまだ遠そうだなあ。もう21世紀なのに。

話がそれた。

こいつはPCから操作するタイプのディスプレイレスなデジタルオシロ。しかもファンクションジェネレータ付き。お得である。主要機能は

  • 2chデジタルオシロ(差動入力±25V 12bit 100Mサンプル/sec 帯域25MHz
  • 2chアナログ出力(シングルエンド±5V 12bit 150Mサンプル/sec 帯域30MHz
  • 2ch安定化電源(0~5V, -5~0V(それぞれ可変)、50mA
  • 16ch GPIO (3.3V or 1.8V, 100Mサンプル/sec, 5V入力可)
  • 2chデジタルトリガ (3.3V or 1.8V, 100Mサンプル/sec, 5V入力可)

PCから操作するためのアプリもライブラリもある。自分が導入したのはScopyで、アプリの内部処理により以下の機能も追加で実現される。

  • 電圧計
  • スペアナ
  • ファンクションジェネレータ、任意波形発生装置
  • ネットワークアナライザ
  • ロジックアナライザ、バスアナライザ

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Scopy画面

また、ADALM2000にアクセスするためのライブラリもあるため、自作ソフトでのアクセスも可能だ。これだけついて1万円台なんて、いい時代だ。

ADALM2000およびScopyの導入

以下の3ステップで導入できる。以下、リンク先はWindows用。Linux, MAC用もある。

  1. ADALM2000のドライバをインストール
  2. ADALM2000を接続する
  3. Scopyをインストール

試し撮り

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よく見る50Hzの試し撮り

 

ドンキで買った1980円の赤外線リモコン操作ヘリ・エアキングZEROの通信を解析してみた

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ドンキで買った1980円の赤外線リモコン操作ヘリ エアキングZEROの通信を解析してみた。使用機材はAnalog DevicesのADALM2000。リモコンの赤外線発光部に印加される電圧をモニタリングすることで信号波形を計測した。

 

 

フレーム送出間隔

 フレーム周期はフレーム長により変化する。例えば、ほぼアイドルの場合は183ms周期だが、フルスロットルフル前進フル左旋回だと190ms周期ほどになる。一方、フレーム間の無信号区間は基本的に長さ固定で約157ms。ただし、ローター停止時は無信号区間が108msに変化する。

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フレーム間隔その1

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フレーム間隔その2

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無信号区間

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無信号区間(出力0の時)

 フレームおよびビットの時間特性

フレームは33bitから成る。ビット数は固定。

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フレーム例

 各bitは長さ390ms程度の"0"bitと784ms程度の"1"bitから成る。それぞれ、26.3us周期のパルス15個および30個から成る。各bit間には320us程度の無信号区間がある。

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"0"ビット

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"1"ビット



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ビット間

 各bitのduty比は19:18程度である。

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High区間

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Lo区間

フレームの構造

各データはリトルエンディアンで格納されていた。また、各レバーの可動域と信号の範囲は不一致であり、たとえばUp/Downはレバー可動域の半分程度しか使われておらず、レバーをほぼ中立としたあたりで既に0xFFとなっており、それよりレバーを動かしても信号は変化しなかった。どおりでやたら敏感なわけだ。残念設計である。

PositionSignalSize(bit)Detail
0Channel2A: 2 B: 1 C:3
1
2Up/Down8Unsigned char.
フル上昇時は0xFF。
3
4
5
6
7
8
9
10Checksum1Up/Downのチェックサム
11Left/Right6Signed 6bit.
左旋回が正。
+0, -0の区別有り。
12
13
14
15
16
17Checksum1Left/Rightのチェックサム
18Trim L/R7Signed 7bit.
左トリムが正。
最大値は32.
19
20
21
22
23
24
25Checksum1トリムのチェックサム
26Fwd/Back4Signed 4bit.
前進が正。最大は111。
27
28
29
30Checksum1Fwd/Backのチェックサム
31Stop bit2Fixed to 11
32

Intel H3C XG310に搭載されたXe-LPのダイサイズ

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IntelがXe-LP採用のデータセンター向けGPUの情報を公開した。

newsroom.intel.com

ここに基板の画像やボードの外観があったので、そこからXe-LPのダイサイズを推定してみる。

基板の画像は斜めからのものになっており、かつ縮尺もなんか怪しい。そこで、まずはボードの外観からボードの縦横比を調べ、これに基づき基板画像の縦横比を補正する。

まずはボードの外観。比を取るため、単位は無視で。

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ボード外観および各部の寸法(単位は任意)

幅89mmのPCIe x16コネクタ幅が2387なので、これを基準とすることで各部の寸法が求まる。すなわちコネクタ部を無視すると、基板のサイズは幅282.5mm、高さ104mmである。

次に、基板のほうを投影の補正をかけつつ比をとってみる。

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基板外観および各部の寸法(単位は任意)

こちらもPCIe x16コネクタサイズから基板のサイズを推定してみると、幅283mm、高さ222mmとなった。幅はほぼ一致したが、高さが合わない。どうも、基板の縦横比をいじっているようだ。ボード外観を正とすると、高さは本来の2.135倍されているようだ。

以上より、ダイの寸法を求める準備ができた。まず、一番左のダイだが、幅12.6mm、高さ9.2mm。

検算のため、向きの異なる左から3番目のダイでも高さと幅を求めると、高さ12.1mm、幅9.3mmとよく一致した。

以上より、Xe-LP用のダイサイズはおよそ12.4mm×9.2mmほどと思われる。

 

Lenovo ThinkPad T14(AMD)がスリープから勝手に復帰してしまう現象対策メモ その1

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LenovoThinkPad T14 (AMD)がなぜかスリープから勝手に復帰してしまう現象が起きている。電源プランをデフォルトのまま運用していれば復帰しても10分後に再びスリープするので問題ないかもしれないが、自分は電源接続時の自動スリープをOffにしているため問題である。そこで、なんとかしようとしてみた。以下、作業メモ。

イベントビューアーのログを確認してみる

Windowsログのシステムを見て、Kernel-Powerを探し復帰理由をチェックしてみる。・・なんだこれ。Lid(ノートPCのフタ)を開けた、とかキーボードにより、とか書いてある。そんなことはしていないのに。あと、netwtw10からのイベントID:7025, 7026がスリープ中に大量発生している。毎分2回も、だ。そして、スリープから復帰すると発生しない。なんだこれ。

BIOSの設定を初期化してみたりしてみる

BIOSの設定を初期化してみたが、ダメだった。その他色々チャレンジするも、改善せず。

Lenovoのサポートに相談してみる

LenovoのサポートにWebチャットで相談してみるも、「回復ツールを使って初期状態に戻してみてください」との指示。まあ、それをやれば何とかなるだろうけど・・・w

回復ツールを使って初期状態に戻してみた

回復ツールを使って初期状態に戻してみたあと、電源プランを自分の用途に合わせて設定だけした。変更内容:

  • 電源接続時の「ディスプレイの電源を切る」:10分→適用しない
  • 電源接続時の「コンピュータをスリープ状態にする」:10分→適用しない
  • バッテリ駆動時の「カバーを閉じたときの操作」:何もしない
  • 電源接続時の「カバーを閉じたときの操作」:何もしない

ネットワークには未接続のままとし、回復直後の状態から極力変化が無いようにしている。この状態で5分ほどスリープさせ、イベントビューアーを確認してみたところnetwtw10からのイベントが減少傾向だった。以前はずっと出ていたnetwtw10からのエラーが、スリープ開始から数分後に出てくるbitlockerからのイベントを最後にでなくなった。これは行けるかも?とりあえず数時間オーダーのスリープにチャレンジしてみる。

自分へのメモ:そういえば、以前BitLockerのリカバリー画面が出てきたことがあった。そのとき暗号化キーがわからず、スキップしてしまってたが本件に関係あるかな?netwtw10のエラーが連続していたころは、BitLockerからのイベントがなかった気がする。BitLockerからのイベントが無かったからnetwtw10のエラーがひたすら出続けた、とかはあるのかなあ。

Lenovo ThinkPad T14(AMD)がスリープから勝手に復帰してしまう現象対策メモ その2

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LenovoThinkPad T14 (AMD)がなぜかスリープから勝手に復帰してしまう現象について、Windowsの回復機能を使って出荷時の状態に戻したところ、どうやら治ったようだ。では、一体何が原因なのか?少しずつ変更しながら探ってみる。

WindowsUpdateをかけてみる

PCを有線接続し、WindowsUpdateだけをかける。複数回実施し、最新の状態にしたあとスリープしてみた。これは問題ないようだ、8時間のスリープ維持に成功。イベントビューアーから、PCのフタを開けるまでスリープし続けていたことを確認できた。

無線LANに接続し、Microsoftアカウントにログインする

有線LANから無線LANに切り替えた。また、ログイン方法をローカルアカウントからMicrosoftアカウントに切り替えた。これにより、OneDriveも利用開始、Skypeも利用開始となった。これで明日の朝までのスリープができるか、様子を見てみる。


Lenovo ThinkPad T14(AMD)がスリープから勝手に復帰してしまう現象対策メモ その3

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LenovoThinkPad T14 (AMD)がなぜかスリープから勝手に復帰してしまう現象について、Windowsの回復機能を使って出荷時の状態に戻したところ、どうやら治ったようだ。では、一体何が原因なのか?少しずつ変更しながら探ってみる。

これまでに実施したこと

  1. 回復ツールにより完全に出荷時状態に戻す
    →治った。
  2. 電源プランを自分好みに変更する
    →異常なし。
  3. 有線LANにつなぎ、WindowsUpdateをかける
    →異常なし。
  4. 無線LANにつなぎ、Microsoftアカウントにログインする
    今回の記事に結果を書く。

無線LANに接続し、Microsoftアカウントにログインした結果

8時間スリープさせたが、Kernel-Powerイベントは途中発生せず。PC上蓋のインジケータもスリープ状態のままとなっており、勝手に復帰は起きていないようだ。しかし、スリープから復帰させイベントビューアーを確認したところNetwtw10からのイベント7025と7026が数十個出ていた。といっても以前のような毎分2個ペースではなく、

  • 午後8時~午前0時までは15~30分おきぐらいに数個、合計数十個
  • 午前7時~7時半にかけて10個ほど

となっていた。また、新たにイベント7021 Connection telemetry fields and analysis usageが見られた。もしかして、7021のテレメトリ送信のためにネットワーク系を起動させ、そのせいで7025と7026が起きている?よくわからん。

次のチャレンジ

次は・・お、2020/11/02に新しいBIOSが出ていたのか。これも適用してみよう。これで問題がなかったら、なぜか治ったということにして色んなアプリを入れよう。

BIOSをUpdateする

WMIにLID情報を含めたりするアップデートが来ていた。これを当てて、数時間様子を見てみよう。

Ryzen 7 3700Xから5800Xに換装してみた

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Ryzen7 3700Xから5800Xに換装してみたのでベンチマークをメモ。

3700Xは以前ベンチマーク済みだったんだけど、常駐ソフトも増えたしBIOSも変わったしベンチマークソフトも更新されたし、と環境が変わっているので再計測。おおよそ1.2~1.4倍の性能になった。ただ、高負荷時にCPU温度が上限の90℃になるシーンが多く、CPUファンとして装着したWraith PRISMでは冷却能力が足りずに性能が制限されている可能性がある。

Ryzen3700X 動作環境

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Ryzen3700X 動作環境

環境の詳細

 ブーストクロック速度4.4 GHz4.7 GHz
メモリサプライヤCorsair
 型式CMK16GX4M2D3600C18
 速度仕様DDR4 3600 (PC4-28800)
 容量・枚数8G × 2枚
マザーボードサプライヤGigabyte
 型式X570 Aorus Elite
 チップセットAMD X570
 BIOSF31e
 M.2 スロット数 /PCIe Ch数2 / 4 Ch per slot
 PCI express合計Ch数22 ch
 PCIスロット数0 slot
GPUサプライヤGalaxy
 型式PGTX1070-EXOC/8GD5 FS
 ベースクロック速度1594 MHz
 ブーストクロック速度1784 MHz
 メモリ量8 GB
 メモリクロック8008 MHz
メインSSDサプライヤCFD
 型式CSSD-M2B01TPG2VN
 接続M.2 NVM Express 1.3
 容量1024 GB
OSサプライヤMicrosoft
 型式Windows 10 Prof. 20H2

ベンチマーク結果

ベンチマークバージョン項目旧PC新PC
CrystalMark2004R7合計715508990449
  ALU273549401206
  FPU169625195432
  MEM103691203743
  HDD8591886167
  GDI1712625252
  D2D2565429333
  OGL3994549316
CrystalDiskMark7.0.0 x64Seq1M Q8T1 Read3453.93455.16
  Seq1M Q8T1 Write1073.411082.63
  Seq1M Q1T1 Read2154.362235.47
  Seq1M Q1T1 Write1632.351060.1
     
  Rnd4k Q32T16 Read2624.172625.75
  Rnd4k Q32T16 Write12311090.49
  Rnd4k Q1T1 Read52.7356.06
  Rnd4k Q1T1 Write171.23228.3
CINEBENCHR23cb1212115121
FF14 最高品質1512917296
FF15 高品質65686546
PSO2  75590102495
3DMark5.18.705.0合計63136427
  グラフィック59655999
  CPU943110800

 

 

 

 

CPUクーラーをWraith PRISMから忍者五に換装してみた(装着、ベンチマーク、音比較)

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先日導入したRyzen 5800XのTDPは105Wと、それまで使っていたRyzen 3700Xの65Wの1.6倍以上の最大消費電力となる。そのため、CPUクーラーとしてそれまで使っていた大手裏剣 参ではパワー不足だと思いWraith PRISMを装着していたのだが。やはり、うるさい。また、負荷テスト中は90℃ちょうどになってしまうなど、冷却能力不足を感じるシーンもあった。そこで、冷却能力の向上と静音化を図ることにした。

冷却能力の向上や静音化といえば水冷だ。しかし、自分のPCにはラジエータを取り付けるスペースがなかったため却下。120mmファン1台構成の水冷なら取り付け可能だが、そんなのは120mmファン1台構成の空冷と冷却性能・静音性ともに大差がなく無意味だ。ということで、120mmファン2台構成の空冷CPUクーラーを取り付けることにした。

色々比較検討し、サイスの忍者五を選定した。空冷において、大きさとファン口径、ファン台数は正義なのである!もっとも、忍者五ほど大きいとPCケースへの収まりも不安なので事前に収まるかの検討もしっかりやったけど。

www.scythe.co.jp

 

今回は換装手順の説明は省略。だいたい大手裏剣 参と同じである。で、換装後のPCケースはこんなかんじ。程よく収まっている。

f:id:donadonasan:20201119153300p:plain

忍者五を装着したPCの様子

そして、音量がどう変化するかを比較してみた。計測位置はPCケース側面から10cmほど離れた場所。計測可能にするため30dBのマイクブーストを追加。録音データのdB計測はAudacityを使用。およそ5dBほど音量が減り、かつCPU温度が5℃ほど下がった。

-5dBといってもわかりにくいと思ったので、比較動画を作成した。

nico.ms

以下、比較結果の表。

 Wraith PRISM忍者5
 Standby100%Precision boost overrideStandby100%Precision boost override
CPU温度 (℃)439090358588
CPUファン回転数 (RPM)205030003000630884888
Clock (MHz) 44404450 45504520
音量 (dB)-30-26-25-34-32-32
Cinebench R23  15121  15308

 

Lenovo ThinkPad T14 Gen1 (20UDCTO1WW)のSSD(Samsung PM991 128GB)の情報

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LenovoThinkPad T14 Gen1 (20UDCTO1WW)のSSDを換装しようとしたけど、仕様情報がなかったので初期装備SSD(Samsung PM991 128GB)の情報をメモ。これに合致するものなら大丈夫だろう。なお、M.2の大きさは2242, 2280に対応している(ハードウェアマニュアルより)。

 

製造者:Samsung

品名:PM991

型番:MZALQ128HBHQ-000L1

容量:128GB

インターフェース:NVM Express

対応転送モード:PCIe 3.0 x 4

対応規格:NVM Express 1.3

大きさ:2242

 

ベンチマーク結果(CrystalDiskMark 8.0.0a)

f:id:donadonasan:20201127124240p:plain

Samsung PM991 128GB ベンチマーク結果

 

Samsung PM991 128GBからKIOXIA EXCERIA SSD-CK1.0N3/Nに換装してみた

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 Lenovo T14 Gen.1 AMDに初期搭載されていたSamsung PM991 128GBをKIOXIA EXCERIA SSD-CK1.0N3/N 1TBに換装したのでベンチマーク。まずは初期搭載品から。

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Samsung PM991 128GB

KIOXIAはこんな結果になった。

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KIOXIA EXCERIA SSD-CK1.0N3/N 1TB

書き込みが間違いなく早くなったようだ。

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